会長挨拶


上大井祭囃子保存会 会長 宇佐美 文康

 

 日頃から上大井祭囃子保存会の活動にご理解、ご協力いただき誠にありがとうございます。

私たち上大井祭囃子保存会は「伝統技能の習得」と「伝統技能の継承」、更に「地域社会への貢献」の為、活動しております。

 かつて先人が経験をしたことがない新型コロナウイルスも落ち着きを見せはじめ、活動制限の緩和に伴い以前の社会へと戻りつつありますが、今なお活動の現場では手探りでの対応を続けている状況にあると思います。このような中、伝統技能を絶やさずに私たちがここまで活動を続けることができたのも皆様のお力添えのおかげと、心より感謝申し上げます。

 この4年の歳月で得た知識や経験は多くありました。最大限の感染防止策を図りつつ、例年三月の「子供太鼓練習指導会」から始まり、四月の「三嶋神社宵宮(前夜祭)」、「三嶋神社大祭」という上大井にとって重要な行事を自治会と一体になって執り行うだけでなく、これまでの活動の枠を超えた他地域での応援演奏や、様々な施設へ出向いての訪問太鼓披露など、コロナ禍以前よりも活動の範囲を広げていっております。

 しかし、ウイルス自体が消滅したわけではありません。withコロナへと舵を切り、感染防止策を図りながら、上大井祭囃子保存会の本則である「伝統技能の習得」と「伝統技能の継承」に邁進してまいりますので、一層のご理解ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。